部下に「机で寝てろよ」「俺に相談するな」…パワハラ認定の栃木・茂木副町長をけん責

部下にパワーハラスメントを繰り返したとして、栃木県茂木町は小崎正浩副町長(63)を24日付でけん責処分とした。小崎副町長は同日から休養し、辞職の意向を示しているという。
町によると、小崎副町長は2020年6月から今年1月にかけ、職場で40歳代の課長補佐に対し、「いつも昼休みに寝ているんだから、机で寝てろよ」「俺がそこの課長ならどなり込むぞ」「俺に相談するな」などと言い、精神的苦痛を与えた。課長補佐は昨年後半、睡眠障害を発症。うつ病と診断され、今年4月から病気休職している。
町は、課長補佐から小崎副町長のパワハラについて6月に調査依頼を受け、弁護士や臨床心理士らからなる調査委員会を設置。調査の結果、小崎副町長によるパワハラ行為が計5回あったと認定した。パワハラと課長補佐の病状の因果関係については「明らかでない」とした。
古口達也町長は「私の目配りが足りず、責任を痛感している。再発防止と職場環境の改善に努めたい」と話している。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする