京都府警の白井利明本部長（５６）が部下に「殺すぞ」などと発言したとされる問題で、白井本部長は３日、府議会本会議に出席し、１４日付で警察庁長官官房付となる異動の内示を受けたと明らかにした。
本会議では、「部下への不適切な発言は事実であり、おわび申し上げる」と謝罪。長官訓戒の処分を受けたことも明らかにした。
府警によると、白井本部長は今年８月、府警本部の庁舎内で部下から業務の進捗などの説明を受けた際、内容に不満を示して「殺すぞ」などと発言した、との訴えがあった。府警は８月下旬から関係者への聞き取り調査を行い、警察庁にも事態を報告していた。
白井本部長は東京大経済学部を卒業後、１９９１年に警察庁に入庁。富山県警本部長や警視庁総務部長などを経て、２０２３年３月から京都府警本部長を務めている。