天皇、皇后両陛下は14日、岐阜県を訪問し、岐阜市で開催された国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の開会式に臨席された。15日まで同県に滞在される。
開会式では、能登半島地震や9月末の記録的豪雨の犠牲者に対し、黙がささげられた。復興に向けた演奏として、石川県の伝統芸能「御陣乗(ごじんじょ)太鼓」も披露され、両陛下は拍手を送られていた。
天皇陛下はお言葉で、「地域の伝統や文化の魅力が再認識されるとともに、文化芸術活動の裾野が広がり、新たな文化の創造につながっていくことを期待しております」と述べられた。
続いて、両陛下は同県の歴史や伝統文化などを紹介するステージをご鑑賞。出演者らとの懇談の機会も設けられ、ダンスを披露した女子高生に対し、陛下は「いつ頃から練習を」と尋ねられ、皇后さまも「今回の役はいかがですか」と言葉をかけられていた。