衆院選と同時に実施される最高裁裁判官に対する国民審査が15日、中央選挙管理会から告示された。
国民審査は、最高裁の裁判官がその役割を担う人物としてふさわしいかをチェックするもので、今回から海外に住む日本人も投票できるようになった。今回の対象は、15人の裁判官のうち、2021年10月の前回衆院選以降に任命された尾島明、宮川美津子、今崎幸彦、平木正洋、石兼公博、中村慎の6裁判官(告示順)。今崎氏は今年8月、最高裁長官に就任している。
投票は27日で、罷免を求める「×」印の票が有効票の過半数に上った裁判官は罷免される。期日前投票は16日から始まる。