指示役「ルフィ」らによる東京・狛江の強盗致死事件、実行役が起訴事実認める…初公判

指示役「ルフィ」らによる一連の強盗事件のうち、東京都狛江市の住宅で住人の高齢女性が死亡した事件などの実行役として、強盗致死罪などに問われた永田陸人被告(23)の裁判員裁判の初公判が18日、東京地裁立川支部(菅原暁裁判長)であった。永田被告は起訴事実を認めた。
起訴状によると、永田被告は昨年1月19日、仲間と共謀し、宅配業者を装って女性(当時90歳)宅に侵入し、女性の両手を結束バンドで縛った上で暴行を加えて死亡させ、腕時計などを奪ったなどとされる。
検察側の冒頭陳述によると、永田被告は指示役「キム」に従い、ほかの実行役とともに強盗に及んだ。キムは実行役たちに「みんなで殴る蹴るをしないと報酬はない」などと伝え、永田被告は金品の保管場所を明かさない被害者に対し、腹部を殴るなどの暴行を繰り返した。
弁護側は、永田被告は実行役のリーダー的役割を担ったと認めたものの、「あくまでも指示役の駒」と主張し、情状酌量を求めた。

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