自民党を離れ無所属で和歌山2区から立候補し、二階俊博元幹事長(85)の三男伸康氏(46)との保守分裂選を制した世耕弘成氏(61)は28日朝、地元の田辺市で取材に応じた。与党の過半数割れで「これから政治は不安定になる」と分析し「政治が安定することが何より大事なので、貢献できることがあればしたい」と復党に含みを持たせた。
旧安倍派の参院トップを務め、派閥裏金事件で離党勧告処分を受けた世耕氏。「政策に反発したわけではなく、造反したわけでもない。政策ですれ違う部分はほとんどなく、戻るのに違和感はない」と述べた。