東北電力は15日、計測器トラブルで停止後に再稼働した女川原発2号機(宮城県、出力82.5万キロワット)で、午後6時に発電を再開したと発表した。2011年3月の東日本大震災以来、約13年8カ月ぶりに同原発から一般家庭や企業への送電が開始された。
原子炉の出力を徐々に上げながら稼働状況を確認する「調整運転」を行った後、設備点検のためにいったん停止。本格的な営業運転開始は12月中を見込む。約70%の出力で1年間運転した場合の発電量は、一般家庭約162万世帯分に相当すると試算している。
[時事通信社]