大手フリマサービス「メルカリ」をめぐって“あるトラブル”が。戦車のプラモデルを「メルカリ」で販売したところ、返品されたといいます。ただ、戻ってきたのは、パーツを切り取られた“ゴミ”だけでした。このようなトラブルがいま相次いでいるとみられていて、「news zero」は14日夜、被害にあったと訴える人を取材しました。
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街で聞きました。
──メルカリで出品したことありますか?
大学生(22)
「(出品)したことあります」
──どんなものを出品?
大学生(22)
「アイドルグッズとか。出品がしやすいのと(相手と)やりとりが直接できるのがいい」
自営業(30)
「普段から使ったり、見るだけもある。購入もするが出品もして、着なくなった服とか」
大学生(19)
「フリマアプリといえば、最初に思い浮かぶのがメルカリ。買う人も見る人も多いかなと」
いまや多くの人が使用している大手フリマサービス「メルカリ」。そのメルカリをめぐって“あるトラブル”が。
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今月に入り、メルカリで“返品詐欺にあった”と訴える女性。
“返品被害”訴える女性
「『発送しました。よろしくお願いします』のメッセージを送ったが、返信はなかったです」
発送したのは、プラモデル。新品・未開封のものを3600円で出品していました。しかし、売れたあと購入者から「返品したい」と要望が。さらに、違うものにすり替えられて送られてきたといいます。
いったい、どういうことなのでしょうか…?
女性によると、出品したものが売れたため、商品を発送。その後、受け取った購入者から、次のような連絡が。
購入者
「すみません、パーツが破損してます」「外れたり折れてます」
女性は送料を負担してもらう約束で、返品に応じました。しかし、約束とは違い、着払いで届いた上、返品された箱を見てみると、送ったものとは“別物”が。さらに、中を確認すると、プラモデルのパーツが切り取られ、使用しないパーツ=“ゴミ”の部分のみが届いたといいます。
“返品被害”訴える女性
「何ですぐに気づかなかったんだと、自分も腹が立ちました。ショックでした。メルカリは信用していたので、何かしらきちんと対応してくれると思っていた」
しかし、メルカリ側の対応については…
“返品被害”訴える女性
「購入者が発送したものに間違いはないといってるので、取引をキャンセルしますという内容と、今回の件について補償は一切しません、という内容でした」
実はメルカリ、返品されたあとに購入者と直接やりとりができないルールのため、事務局に問い合わせたという女性。すると…
メルカリ事務局
「購入者から発送した商品に誤りはないとの回答がございました。本取引はサポート継続が困難と判断し、キャンセルを実施いたしました」
事務局からサポートを終了するという連絡が。これを受け、警察に被害届を出す予定だということです。
“返品被害”訴える女性
「いままさにトラブルが起きていて、事務局からきちんと対応されなくて、困っているという方もいるので、担当の人がきちんと対応をしてほしいと思う」
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メルカリは日本テレビの取材に対し、「万が一トラブルにあわれて、お客さま同士での解決に至らない場合などは返品・補償の対応を行い、お客さまに安心してご利用いただく取り組みも推進しています」としています。
(11月14日放送『news zero』より)