日本維新の会道総支部が、政務活動費を巡り、札幌市議2人に離党勧告をした問題で、道総支部は19日、2人の不服申し立てを却下し、処分が確定したことを明らかにしました。
離党勧告処分が確定したのは、日本維新の会の坂元倫孝札幌市議と荒井勇雄札幌市議です。
昨年度の政務活動費のうち、坂元市議は市政便りの経費およそ154万円、荒井市議は人件費と市政便りの経費あわせておよそ85万円の不適正支出があったとして、維新道総支部が先月、離党勧告処分をしました。
2人は不服申し立てをしましたが、却下され、処分が確定しました。
井上英孝代表)
「残念な行為であったと思っていますし、まずはこのことを市民の皆さん方にお詫びしたいと思います」
坂元市議は近く、離党届を提出する意向を示した上で、不適切な支出については否定しました。
坂元議員)
「これはお金のことではなく、事務手続きが良くないということ。これは党のためにも私のためにも強くお話ししたい」
一方、荒井市議は離党届の提出は検討中としたうえで、不正を否定し、処分に強く反発しています。
荒井議員)
「今回は着服だとか横領だとかはまったくしておりません。不正があったかもしれないという前提で、このような処分というのは大変残念に思っている」