「自分だけ辞めることはない」岸和田市長は議会解散の可能性を示唆 市議会で不信任決議案可決 議場は反対議員と傍聴市民が一時“一触即発”

大阪府の岸和田市議会が市長に対する不信任決議案を提出。賛成多数で可決されました。
岸和田市の永野耕平市長(46)は、女性と性的関係をめぐって裁判になり、今年11月、解決金500万円を支払うことなどで和解が成立。永野市長は「女性と不倫関係にあった」と認めつつも性加害は否定し、市長続投の意向を示していました。
12月20日も市役所の外で「辞めろコール」が響くなか、市議会は市長の出席を拒むなど異例の状態。そうした混乱を招いた市長の責任は重大などとして、市議会は永野市長に対する不信任決議案を提出しました。
これに対し「反対」の立場の市議が討論に立ちますが…
(傍聴の市民)「何をいうとんじゃこら、ほんまに。永野(市長)が辞めたら、お前、それですむ話や」
(反対の市議)「だまって聞いとけ」
(議長)「傍聴人は静粛にしてください」
反対の議員と傍聴に来た市民が一時、一触即発になる場面もありました。
(反対の市議)「不信任決議に対する反対理由を説明します」
採決の結果、賛成20反対4の賛成多数。不信任決議案は可決されました。
議長から不信任議決通知書を手渡された永野市長。今後、市議会を解散するか失職するか、自ら辞職するかなどの選択を迫られることになります。
(岸和田市 永野耕平市長)「不信任案を可決されても可決されてなくても、自分だけが何もない状態で辞めるという辞職、ということはないです。いろんな選択肢の中で一番適切なものは何か検討していきたい」
「自分だけ辞職することはない」と述べ、辞職を選択する際には議会も解散する可能性を示唆しました。

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