インフルエンザ患者数が前週の2倍以上 東京都は注意報レベルに

今日12月20日(金)、厚生労働省は2024年12月9日~15日のインフルエンザ発生状況を発表しました。
この1週間における定点医療機関からの報告数は「94,259人」で、前週の2倍以上となりました。忘年会や挨拶回りなど人の往来が多くなる時期ですので、より一層の感染予防が必要です。
定点当たり報告数は全国平均19.06
厚生労働省は全国約5,000のインフルエンザ定点医療機関を受診した患者数を週ごとに発表しています。この定点当たり報告数は全国平均19.06で、前週の9.03より大幅に増加しました。都道府県別に見てみると、大分県(37.22)、福岡県(35.40)、鹿児島県(29.00)、愛媛県(28.90)、佐賀県(28.55)、の順で多くなっています。全国47都道府県全部で前週より増加しました。
また、東京都は都内のインフルエンザ定点医療機関からの患者報告数が17.36人となり、都の注意報基準を超えたと19日に発表しました。
学年閉鎖や学級閉鎖などの対応をとっている学校等の施設は2,759と前週から2倍ほどとなりました。
インフルエンザは、例年であれば年明けにかけてさらに患者数が増える傾向があります。引き続き、こまめな手洗い、消毒、咳エチケット等を継続して、感染予防に努めましょう。
感染予防として効果的な手の洗い方
過去にウェザーニュースが医師に伺った、効果的な手洗い方法をご紹介します。
1、両手を水で洗う
2、石鹸を手に取って泡を作る
3、手のひらを洗う
4、指の間も洗う
5、手の外側も洗う
6、指の先、爪も洗う
7、親指のつけ根を洗う
8、最後に手首を洗い、水ですすぐ
石けんやハンドソープを使うと、手の表面の皮脂に付着しているウイルスも洗い落とせます。手洗い前の手にウイルスが100万個付着していたとすると、1分間の手洗いで数十個(約0.001%)に減らせることになります。ここまですれば、食事前やトイレの後は流水で15秒の手洗いで十分です。
出典厚生労働省HPより

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