安倍晋三・元首相の昭恵夫人は22日、東京都内で講演し、米国のトランプ次期大統領について、「戦争をしたくない人だと思った。平和な世界に導いてもらえたらいい」と述べた。
昭恵氏は、2019年5月、当時大統領のトランプ氏とメラニア夫人が来日した際、夕食を共にした炉端焼き店でのエピソードを紹介した。太平洋戦争の話になると、トランプ氏は「自分とシンゾーなら戦争は起こらなかったに違いない」と言及したという。
昭恵氏は15日、米フロリダ州でトランプ夫妻と面会したが、講演ではその時のやりとりは明かさなかった。
講演は、日本と台湾の親善に取り組む団体の会合で行われた。昭恵氏は、安倍氏の「台湾有事は日本有事」という言葉に触れ、「有事にならないことをどうやったらできるかを考えたい」とも語り、9月に中国を訪れたことを明らかにした。