三重県伊勢市で野党の代表や幹部らが年頭の記者会見に臨み、石破総理が2024年末に「衆議院の解散もあり得る」と発言したことについて、それぞれ言及しました。
4日に伊勢市で会見に臨んだのは立憲民主党、日本維新の会、それに国民民主党のそれぞれ3党です。
このうち、野党第一党の立憲民主党・野田佳彦代表は、次の夏の参院選での目標を「与党の過半数割れ」と話すとともに、内閣不信任決議案について自身の考えを次のように述べました。
(立憲・野田佳彦代表)「あまりにうかつに解散権の話を出すべきではない。(不信任案は)野党も伝家の宝刀なので抜くときはしっかりと切れるときだと思うのでよく刃を磨いておきたい。」
また、日本維新の会の前原誠司共同代表らは衆参同日選挙があった場合、「受けて立つ」との姿勢を明らかにしました。
(維新・前原誠司共同代表)「同日選挙もありうべしということで候補者選定や公認作業をやっていかないといけない。」
国民民主党の古川元久代表代行は、次の参院選に向けて党勢拡大の意欲を示したうえで、石破総理が「衆議院の解散もあり得る」と発言したことにも言及しました。
(国民・古川元久代表代行)「そういう状況になればきちんと戦えるように参院選の準備はもちろんだが次の衆議院(選挙)に向けて準備を進めていきたい。」
また、榛葉賀津也幹事長は石破総理の発言について怒りをあらわにしました。
(国民・榛葉賀津也幹事長)「石破総理は最近 若干 言葉あそびが激しい。本当にそういう覚悟があるのか。国のトップの発言は重い。」
こうした中、石破総理は6日に伊勢神宮を参拝し、年頭の記者会見を行う予定です。