トランプ氏の就任演説、石破首相「選挙戦で語ってきたことがそのまま演説になった印象だ」

石破首相は21日午前、米国のトランプ大統領による就任演説について、首相官邸で記者団にエネルギー政策の転換などを挙げ、「選挙戦でトランプ氏が語ってきたことが、そのまま演説になった印象だ」と述べた。
そのうえで、「(日米の)国益を両方生かしながら、世界平和や世界経済にどう2国間関係を生かすことができるかということを中心に真摯な議論を行い、信頼関係を確立したい」と意欲を示した。
2月前半で調整している日米首脳会談については、「それほど時間はかからずに日にちは決まる」との認識を示した。
首相は「日米関係のさらなる強化と『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け、緊密に協力していきたい」とするトランプ氏への祝辞も発表した。
大統領就任式には、岩屋外相が日本の外相として初めて出席した。終了後、岩屋氏は「(自身の招待は)トランプ政権が日米関係を重視している表れだ。関係をより高みに引き上げていきたいとの思いを強くした」と記者団に語った。
岩屋氏は就任式に先立つ教会での礼拝で、トランプ政権で要職に就く実業家のイーロン・マスク氏と会話したことも明らかにした。
岩屋氏は21日午後(日本時間22日午前)、米議会で国務長官に承認されたマルコ・ルビオ氏と会談するほか、日米豪印4か国の枠組み「Quad(クアッド)」の外相会談に臨む予定だ。

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