東京都選挙管理委員会は22日、任期満了に伴う都議選(定数127)の日程を6月13日告示、同22日投開票とすることを決めた。7月20日投開票が有力視される参院選の前哨戦として、激しい選挙戦が予想される。
最大会派の自民党は昨年12月、政治資金パーティー収入を巡る不記載問題が発覚。「政治とカネ」の問題による逆風が強まる中、第1党を維持できるかが焦点となる。自民は問題の対応に追われ、候補者の公認発表が遅れている。
小池百合子・都知事が特別顧問を務める地域政党・都民ファーストの会は第1党返り咲きを狙うほか、公明党は候補者を1人減らして22人とし、全員当選を目指す。国民民主党は国政選に続き、都ファと連携を図りたい考えだ。
昨年の都知事選で次点だった石丸伸二・前広島県安芸高田市長は今月、地域政党「再生の道」を設立し、候補者を公募している。