警察犬とともに行方不明者の発見に貢献したとして、大分県警大分東署は23日、大分市一木の嘱託警察犬指導士、冨成隆男さん(77)に感謝状を贈った。
同署によると、冨成さんとジャーマンシェパードの「セレスティオ号」(9歳、雄)は昨年12月29日夕、行方不明になった市内の高齢男性の捜索に参加。枕カバーのにおいを手がかりに市内のスーパー付近まで追跡した。近くの路上にいた男性は同署員に保護された。男性にけがはなかった。
贈呈式では、セレスティオ号にも原田克宣署長からご褒美の犬用ガムが贈られた。セレスティオ号は興味深そうに顔を近づけていた。
式後、冨成さんは報道陣の取材に「人の役に立ててうれしい。セレスティオ号には、これからも頑張ってもらいたい」と話した。