当て逃げ事件の証拠品バンパーを廃棄、男性巡査長を証拠隠滅容疑で書類送検…「楽をしたかった」

当て逃げ事件の証拠品となる車両のバンパーを廃棄したとして、富山県警は先月30日、県警本部の30歳代の男性巡査長を証拠隠滅容疑で富山地検に書類送検し、停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。書類送検は昨年12月6日付。巡査長は「楽をしたいと自分勝手な判断で捨てた」と供述しているという。
発表によると、巡査長は昨年4月頃、当時勤務していた県東部の警察署の敷地で証拠品のバンパーを廃棄した疑い。巡査長は2023年夏頃、同署で勤務中に、乗用車同士の当て逃げ事故の現場に立ち会った。逃げた相手がわからない場合、証拠品の処理手続きが面倒になると考え、相手不詳の物損事故として処理しようとしたという。
倉庫内の人目につかない場所に隠し、昨年4月頃に裁断してゴミ集積場に廃棄。昨年8月上旬頃、事故関係者から問い合わせがあり、廃棄が発覚した。当て逃げした運転手はその後の捜査で特定し、事件処理も終了しているという。

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