【分析】埼玉・八潮市 道路陥没はトラック転落のわずか4秒前 道路陥没事故の瞬間映像から分かったこと

沈没発生はトラックが転落するわずか4秒前
発生から丸4日が経とうとしている埼玉県八潮市の道路陥没事故。陥没が発生したのはトラックが転落するわずか4秒前だったことが分かりました。
これは先月28日、八潮市の交差点で道路が陥没する瞬間を捉えたドライブレコーダーの映像です。
道路に突然、大きな穴があき、トラックが転落するまで、わずか4秒の出来事でした。
発生から丸4日が経過しようとしていますが、運転手の男性(74)の救助は難航していて、消防は男性が穴の下にある、破損した下水道管に落ちた可能性もあるとみています。
現場では重機を穴の中へ入れるためのスロープづくりが続いていて、埼玉県はきょう夕方、重機が穴に進入できるようになるとの見通しを示しています。
大野元裕埼玉県知事が現場訪れ「スロープの完成」明らかに
発生から5日目となった埼玉県八潮市の道路陥没事故の現場を大野知事が訪れ、重機を穴に降ろすためのスロープが完成したと明らかにしました。
大野元裕埼玉県知事 「つい先ほどスロープについては当初の予定が終わり完成をした」
埼玉県の大野知事は昼ごろ、八潮市の交差点で陥没した穴に、トラックが落下した事故の現場を訪れました。
険しい表情で被害の状況や救助活動の進捗状況の説明を受けた大野知事は、その後取材に応じ、重機を降ろすために作られていたスロープが完成したと明らかにしました。
大野元裕埼玉県知事 「これからがれきを除去して、二次災害を避けながら一刻も早い救出に繋げる」
県と消防は夕方にも重機を穴の中に入れて、がれきや土砂を取り除き、本格的な救助活動を行うとしています。
洗濯や風呂などの下水道の使用を控えるよう呼びかけ 約120万人に影響
埼玉県八潮市の道路陥没事故が、発生から5日目となるなか、周辺では下水道の使用制限など、市民生活への影響が続いています。
埼玉県によりますと、埼玉県八潮市の交差点で先月28日に起きた道路陥没事故の影響で、地下を通る下水管が土砂で埋まり、下水が流れない状況だということです。
このため、県は八潮市のほか、近隣のさいたま市緑区などの地域に洗濯や風呂などの下水道の使用を控えるよう呼びかけていて、およそ120万人に影響が出ています。
一方、東京ガスは八潮市の一部の地域で都市ガスの供給を停止していましたが、きょう午前9時頃までにすべての顧客に対し供給を再開したということです。

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