伊藤忠彦復興相は、東日本大震災から14年を迎えるのを前に時事通信などのインタビューに応じた。東京電力福島第1原発事故の除染で生じた「除去土壌」の再生利用に関し、「しっかり対応していくことがわれわれの責任だ」と述べ、政府一丸で対応する姿勢を強調した。
―除去土壌の県外処分が進まない中、福島県双葉町の伊沢史朗町長が町内での再生利用を検討する考えを示したが。
双葉町の方が心配するのは当然だ。町内には広い場所に(除染で生じた)土砂がある。しっかり対応することがわれわれの責任だ。
―県外処分を推進するための課題は。
国民の理解醸成が重要であり、国民の理解を図りながら、政府一体で対応する。
―帰還困難区域全域での指示解除の見通しは。
[時事通信社]