和歌山市で2023年4月、岸田文雄首相(当時)の遊説中に爆発物が投げ込まれた事件で、殺人未遂罪など五つの罪に問われた木村隆二被告(25)が5日までに、懲役10年とした一審和歌山地裁の裁判員裁判判決を不服として、大阪高裁に控訴した。4日付。
公判で弁護側は殺意を否定し、傷害罪にとどまると主張したが、判決では殺意が認定された。
判決によると、木村被告は23年4月15日、衆院補欠選挙の応援演説のため和歌山市の雑賀崎漁港を訪れていた岸田氏らに向け、殺意を持って爆発物を投げて爆発させ、2人にけがをさせるなどした。
[時事通信社]