斎藤元彦・兵庫知事の幹部チャット、44%が休日・夜間…百条委が「時間おかまいなし」認定

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、県議会の百条委員会は4日、告発文書で指摘された「机をたたいて激怒」「幹部にチャットで夜間や休日など時間おかまいなしに指示」――などの行為を事実として認定。チャットについては2023年度、斎藤氏が複数の幹部との間で4885件をやりとりし、このうち夜間や休日が全体の44%(2165件)を占めたと指摘した。
一方、職員に実施したアンケートでは、斎藤氏が「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」と職員を叱責したと聞いたなどの証言も寄せられたが、報告書には盛り込まれなかった。奥谷委員長は記者会見で、アンケートについて「調査の端緒になる情報を収集するために行った。記載された内容をそのまま事実とは認定しないという前提だった」と説明した。
報告書では、斎藤氏の言動が「パワハラ行為と言っても過言ではない」と指摘しつつ、断定を避けた。奥谷委員長は「我々は司法ではなく、法的な見解を断定するのは難しい」と述べた。

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