高額療養費の自己負担、8月の上限引き上げも見送り…参院選を控え与党からも撤回求める声

政府・与党は7日、医療費が高額になった場合に患者の負担を抑える「高額療養費制度」について、今年8月からの自己負担の上限額引き上げを見送る方針を固めた。石破首相が7日夜、患者団体と面会した後、表明する見通しだ。
複数の政府・与党関係者が明らかにした。高額療養費制度を巡る政府方針の見直しは3回目で、極めて異例だ。
政府は、今年8月から27年8月にかけて予定していた3段階の引き上げのうち、今年8月は予定通りに負担額の上限を引き上げ、26年度以降の対応を今秋までに検討する方針を示していた。全面凍結を求める患者団体などの反発がやまず、野党に加え、夏に参院選を控える参院自民党や公明党が方針撤回を求めていた。

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