岩手・大船渡の山火事 一部地域で1000人への避難指示を解除

岩手県大船渡市で起きた山林火災で、市は7日午前10時、延焼の危険性が下がったとして、同市赤崎町の一部地域の約1000人に対する避難指示を解除した。残る約3600人に対する避難指示は継続している。
火災は2月26日に起きた。発生当日に600ヘクタール超だった焼失面積は日を追うに連れて広がり、7日午前6時現在で約2900ヘクタール。平成以降の林野火災では国内最大となった。これまでは1992年に起きた北海道釧路市での1030ヘクタールが最大だった。
市によると、焼失したと見込まれる建物は、住宅や空き家、作業場など78棟。市は現場周辺に避難指示を出し、避難者数はピーク時に4000人を超えた。
地元消防だけでなく、他県の消防も駆けつけて消火活動に加わり、自衛隊も大型ヘリコプターによる散水を繰り返していた。【奥田伸一】

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