神戸市の飲食店で、鳥の刺身などを食べた男女10人が、下痢などの症状を訴えました。
市は、カンピロバクターによる食中毒と断定し、飲食店に3日間の営業停止を命じました。
神戸市健康局によりますと、5日、中央区古湊通の飲食店「鶏匠吟八」で飲食をした客から、「同僚16人で利用した」、「半数ほどが下痢等の症状を呈している」と市に連絡がありました。
下痢や腹痛、発熱などの症状が出たのは、20代から50代の男女10人で、そのうち、4人の便からカンピロバクターが検出されました。
10人はいずれも軽傷で、快方に向かっているということです。
市は、この店が提供した鳥刺しなどの食事が原因と断定し、店を9日から11日までの3日間、営業停止処分にしました。
まもなく歓送迎会シーズンに入り、店での飲食の機会が増えることが予想されるため、市は、カンピロバクターによる食中毒をより強く警戒し、鶏肉を生で食べることや加熱不足への注意を呼びかけています。