震災でアパート流され、山林火災で自宅全焼…大船渡の男性「戻ってくるつもりで前向きたい」

岩手県大船渡市の山林火災で、市は10日午前10時、最大で1896世帯4596人に出していた避難指示を全て解除した。発生から12日目の9日、鎮圧が宣言された。住宅などの建物被害は210棟に上り、うち171棟が全壊した。
東日本大震災の被災地でも多くの住宅が焼失した。同市赤崎町外口の会社員、袖野雄さん(45)は震災で住んでいたアパートが津波に流され、山林火災では実家を増築した自宅が全焼した。「運命を恨んだりはしない。何年かかるかわからないが、子どももここから学校に通いたいと望んでいる。今の場所に戻ってくるつもりで前を向きたい」

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