14時!有罪か無罪か…父・修被告きょう判決 争点「事前の殺害計画認識」すすきのホテル殺人

【専門家解説】裁判の主な争点は 元検事の中村浩士弁護士に聞く 田村修被告の初公判
札幌・すすきののホテルで2023年7月、頭部のない男性(当時62)の遺体が見つかった事件で、逮捕・起訴された親子3人のうち、殺人ほう助や死体損壊ほう助などの罪に問われている父親・田村修被告(61)の裁判員裁判が、きょう(2025年3月12日)午後2時から開かれ、判決が言い渡されます。
裁判では娘・瑠奈被告の殺害計画を事前に認識していたのかが争点となっています。
検察は、「瑠奈被告の計画は一人で確実に被害者を殺害する十分に練られたもので、手助けが不可欠。凶器は修被告が購入しなければ犯行がなされなかった」と指摘。
修被告は事件前から計画を認識していたと主張し、懲役10年を求刑しています。
一方、弁護側は「瑠奈被告の殺意などを事前に知っていたと推認できる証拠が全くない」と指摘。
凶器の購入についても、「のちに犯行に使われたと判明した」などとして、修被告は事前に計画を認識していなかったと無罪を主張しています。
起訴状によりますと、父親の修被告は2023年、犯行に使われたのこぎりやキャリーケースなどを購入し、娘・瑠奈被告(31)に提供。
瑠奈被告を事件当日に車で送迎したほか、瑠奈被告が殺害し、自宅に持ち帰った男性の頭部を損壊する様子をビデオで撮影するなどした罪に問われています。
修被告は初公判で、「娘の犯行を知ったのは事件があった後」などと起訴内容を否認し、無罪を主張しています。

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