「頂き女子りりちゃん」巡る元ホスト、2審で追徴金ゼロに…裁判長「現時点において重すぎる」

「頂き女子りりちゃん」を名乗る女が複数の男性から現金をだまし取った事件に絡み、組織犯罪処罰法違反などに問われた元ホストクラブ従業員の男(27)の控訴審判決が12日、名古屋高裁であった。山田耕司裁判長は懲役3年、執行猶予5年、罰金80万円、追徴金1079万円とした1審・名古屋地裁判決を破棄し、懲役3年、執行猶予5年、罰金80万円の判決を言い渡した。
山田裁判長は、1審判決の量刑判断に誤りはないとした上で、1審判決後、共犯者が詐欺被害者に1140万円を支払ったと指摘。犯罪収益から男が支払った損害賠償額を引いた1079万円を追徴するとした点について「現時点において重すぎる」と理由を述べた。

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