立花孝志氏襲撃「急所の頭をめがけ振り下ろした」「ナタは殺傷能力が高い」…足元に閃光弾

東京都千代田区霞が関の路上で、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)がナタで切られた事件で、逮捕された無職の宮西詩音容疑者(30)が、「ナタは殺傷能力が高く、使い方も簡単だと思った。急所の頭をめがけて振り下ろした」と供述していることが警視庁幹部への取材でわかった。警視庁は計画的に襲ったとみている。
同庁幹部によると、宮西容疑者は14日夕、支援者らと写真撮影中だった立花氏をナタ(刃渡り16センチ)で切りつけ、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。立花氏は頭や耳、首を切られ、全治約1か月の重傷を負った。
宮西容疑者は事件直前、閃光弾を立花氏の足元に転がしており、「目をくらませようとした」と説明。動機については、「兵庫県の議員が自殺したニュースを見て殺意を抱くようになった」「議員を自殺に追い込むようなやつだからやった」などと話している。
立花氏は昨年11月、兵庫県知事の内部告発問題を巡り、前県議についてSNSで発信。前県議はSNS上で中傷され、今年1月に死亡した。立花氏は15日、X(旧ツイッター)で「自殺の原因は、私ではない」などと投稿した。

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