伊方原発3号機の運転差し止め認めず…松山地裁、住民らの請求棄却

四国電力伊方原子力発電所3号機(愛媛県伊方町)の安全対策は不十分だとして、愛媛県などの住民らが運転差し止めを求めた訴訟で、松山地裁(菊池浩也裁判長)は18日、原告側の請求を棄却する判決を言い渡した。
原告は2011年12月に四電を相手取って提訴。主な争点は、地震や火山噴火のリスクに対する評価や、愛媛県などが策定した災害時の避難計画の実効性だった。
3号機を巡っては、広島高裁が17年と20年の2度、噴火や活断層が存在する可能性などを理由に運転を差し止める仮処分決定を出した。しかし、四電が保全異議を申し立て、いずれも高裁の別の裁判長によって取り消された。

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