法事後の仕出し弁当などでノロウイルス食中毒か 10歳未満から80代まで26人に嘔吐や下痢など 新潟・新発田市

新潟県新発田市で法事後の仕出し弁当を食べた親族ら26人が下痢や嘔吐などの症状を訴えました。新発田保健所はノロウイルスによる食中毒として、弁当を提供した飲食店に1日間の営業停止処分を下しています。
新発田保健所によりますと、17日医療機関から保健所に「3月15日に新発田市内で行われた法事に出席し、仕出し弁当を食べた後に胃腸炎の症状を呈した患者1人を診察した。患者によるとほかの出席者も複数人発症している」という連絡があったということです。新発田保健所が調査したところ、その患者は15日の法事の後に親族の家で新発田市にある飲食店が提供した仕出し弁当を食べていて、親族の家でこの弁当を食べたり、持ち帰ったりした21人中10人に嘔吐や下痢などの症状があったということです。 また、このほかにも3月11日と15日に同じ飲食店が調理し提供した食事を食べた52人中16人に同じ症状が出ていたことが判明。検査の結果、17人の患者と調理従事者1人の便からノロウイルスが検出されました。
新発田保健所はノロウイルスによる食中毒と断定し、17日から21日まで営業自粛をしていた飲食店に対し1日間の営業停止処分を下しました。また、調理施設の清掃や機器の洗浄などを指示しています。 食中毒を訴えた26人は10歳未満から80代までの男女で、全員快方に向かっているということです。

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