浜松女児4人死傷、運転の男「過去にも意識飛び事故」…免許更新時は異常確認されず

浜松市中央区で24日、自転車の小学生女児4人が軽トラックにはねられ死傷した事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕された同区、農業の男(78)が、過去にも意識が飛んで事故を起こしたことがあるとの趣旨の説明をしていることが捜査関係者への取材でわかった。調べでは容疑を認める一方、「事故当時の記憶がない」と供述。静岡県警は健康状態などを調べている。
発表によると、事故は24日午後4時35分頃、同区舘山寺町の市道で発生。4人は道路左側の路側帯を一列で走っていたところを後方からはねられ、後ろから2番目だった近くの小学2年の女児(8)が死亡、最後尾だった女児の小学4年の姉(10)も頭を打ち意識不明の重体となった。ほかの小学4年の2人(ともに10歳)は軽傷という。
浜松西署によると、男は当時、知人宅から帰宅する途中だった。昨年7月末の運転免許更新時の認知機能検査では、異常は確認されなかったという。捜査関係者によると、自宅から診察券や服用薬などを押収した。
同署は26日、男を同法違反(過失運転致死傷)容疑で静岡地検浜松支部に送検した。

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