生徒が頭蓋骨骨折 教諭に柱に押しつけられ転倒、頭打つ 宮崎・日向

宮崎県日向市教育委員会は12日、市内の公立中学校で、30代の男性教諭が指導中、生徒を柱に押しつけるような体罰を行ったと発表した。保護者に聞き取りをしたところ、生徒は頭蓋(ずがい)骨骨折のけがをし入院中という。
市教委によると、教諭が9日、授業開始前に廊下にいた生徒に着席するよう促したが、指示に従う様子が感じられなかったため柱に押しつけた。この際、生徒が転倒し、窓の下にあった布巾を掛ける留め具に頭をぶつけたとみられる。
同日、生徒は頭部の痛みを訴え病院を受診し、別の病院で緊急手術を受けた。会話はできる状態だという。市教委は、宮崎県警が教諭から事情を聴いていることも明かした。
今村卓也教育長は「教育の現場で二度とこのようなことが起きないよう指導の徹底を図る」とコメントした。【重春次男】

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