中央自動車道(東京都八王子市)で5日に発生した観光バス同士の追突事故を巡って、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストなどが事故直後、乗客の中国人女性が高速道路上に寝そべるなどした写真がSNSに投稿されたと報じている。
ウイスキーボトル持って歩く
追突事故は5日午前10時15分ごろ、片側2車線の小仏トンネル入り口付近で発生した。乗客や運転手計47人がけがをし、いずれも命に別条はないという。
2台は同じ会社が企画したツアーバスで、東京駅から山梨県の河口湖方面に向かっていた。乗客の大半は外国籍の観光客だったという。
一方、香港メディアなどによれば、事故後に乗客の中国人女性2人が高速道路の真ん中で両腕を広げながら横たわってポーズをとる写真や、女性がウイスキーのボトルを持ちながら道路上を歩く様子などがSNSに投稿された。車から犬を降ろして、止まっている車の間を散歩させる映像も投稿されている。
事故後、現場は一時通行止めになっており、その際に撮影されたとみられる。
「日本は2人を送還すべき」の声
サウスチャイナ・モーニング・ポストは14日、「日本の高速道路で横たわった中国人2人が数百万人から非難を浴びる」と報じ、SNS上の反応などを伝えた。
ある中国人は「日本は彼女を本国に送還すべきだ。他国の法律を尊重しないこのような人間がいるからこそ、一部の人々は中国人に悪い印象を持っているのだ」とコメントしたという。
香港メディアの香港01は8日、中国人女性の行為について道路交通法に違反し、最大5万円の罰金が科される可能性があると伝えている。