【速報】万博パビリオン工事未払い『被害者の会』設立 アンゴラ館の下請け業者が会見で「このままでは万博倒産しかねない」窮状訴える

下請け業者間での工事費の未払いが問題になっている、大阪・関西万博のアンゴラパビリオン。
30日午後、下請け業者が記者会見を行い、このままでは万博倒産しかねない事態だとして、「万博工事代金未払い問題被害者の会」を設立したことを明らかにしました。
発表によりますと、「開幕に間に合わないということで、今年2月急遽応援依頼を受けて、ほぼ連日夜勤を含めて働いてきた」ということですが、まだ未払いが続いているということです。
会見した男性のもとには、ともに下請けで入った仲間から、家賃を滞納している、とか、生まれたばかりの子どもの生活費はどうなるのか、などの話が入っているということです。
また彼らから、「国家プロジェクトで誇りを持って、何とかしようという思いでやってきたのに、こんな仕打ちはひどい」という声もあるといい、救済を求めています。
▼アンゴラパビリオン工事めぐる未払い問題
関係者によりますと、パビリオンの工事をめぐっては、電気設備などを手がけた業者に対し、3次下請けの大阪の業者から、今年3月と4月分の工事費・計4000万円あまりが支払われていないことが問題になっています。
アンゴラは28日、MBSの取材に対し「元請けの建設会社には工事費用を支払い終えている」と回答しました。元請けの建設会社も「社内規定に従って、下請け業者に対する全ての支払い義務は履行した」としています。
また3次下請けの業者はMBSの取材に対し、「経営が悪化して工事費を支払えなかった」としています。

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