「赤サンゴ採取のための潜水艇建造」名目で60億円以上集金か、無登録勧誘の疑いで5人逮捕

潜水艇建造への投資を名目に、無登録で出資を募ったとして、京都府警は4日、東京都内のコンサルティング会社代表の男ら5人を金融商品取引法違反(無登録営業)と出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで逮捕した。複数の捜査関係者への取材でわかった。府警は、男らが全国の出資者から60億円以上を集めたとみている。
複数の捜査関係者によると、男らは2021年頃から、希少な赤サンゴを採取するために用いる潜水艇建造など複数の事業への投資を名目に、元本保証をうたって出資を募り、無登録で金融商品取引業を営んだ疑い。男の年齢は取材上、判明していない。
男らは出資者に対し、自身の会社をアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイにある投資会社の傘下だと説明。月に十数%の利益が出るとうたい、タイでの医療用大麻栽培事業への投資についても勧誘していたという。
府警は出資者から「配当が滞っている」と相談を受け、昨年、コンサル会社の関係先を捜索していた。

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