職員に「バカか」・机たたき叱責、佐賀県上峰町長がパワハラ否定…「加害者と被害者がいないと成立しない」

佐賀県上峰町の武広勇平町長が複数の町職員への暴言や長時間の叱責を指摘された問題を巡り、武広町長は10日の町議会一般質問で、「私はパワーハラスメント自体を認めているものではない」と述べた。
武広町長は昨年10月、一部報道でパワハラ疑惑を報じられたのを受けて記者会見し、2009年の町長就任以降、町職員に「バカか」などと発言したり、机をたたきながら叱責したりしたことを明らかにした。
一方、10日の町議会一般質問では、被害者とされた人から、パワハラ被害を否定する内容の書面を受け取ったとして、「パワハラは加害者と被害者がいないと成立しないが、(被害者とされた人は)被害を訴えていない」と説明した。
その上で、「私の言葉が受け取る側にとって非常に厳しいものであったことは深く反省する」と述べる一方、「パワハラ問題としてくくられることには違和感がある。パワハラ(に当たるかどうか)は司法の判断が必要だ」と主張した。
また、町長の過去の言動を対象にした第三者による調査も行わない方針を示した。

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