東京都議選(定数127)は13日告示され、計295人が届け出た。現在の定数になった1997年以降で立候補者数は最多となった。
今回の都議選に立候補した女性は読売新聞の集計で98人(性別非公表の1人を除く)と、これまで最多だった2021年前回選の74人を上回り、過去最多になった。
都議会に2桁の議席を持つ主要5党について、立候補者に占める女性の割合をみると、最も高かったのは共産党で70・8%(24人中17人)。都民ファーストの会37・8%(37人中14人)、公明党27・3%(22人中6人)、立憲民主党20%(20人中4人)と続き、最低は自民党の16・7%(42人中7人)だった。
内閣府によると、23年12月末現在、全都議に占める女性の割合は31・1%で、都道府県議会の中で最も高かった。小池百合子都知事は13日の定例記者会見で、「女性の立候補が普通になってきたのは喜ばしいことだ」と語った。