今日6月14日(土)、仙台管区気象台は東北地方(東北南部・東北北部)が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
時期は東北南部では平年より遅く東北北部では平年並みで、いずれも昨年と比べ9日早い梅雨入りです。これで気象庁が発表するすべての地域で、今年の梅雨入り発表となりました。
南部は平年より遅く、北部は平年並みの梅雨入りに
仙台市からのウェザーリポート
今日は梅雨前線が北上し、東北地方でも朝から雨となっています。気象庁は、この先1週間程度の天気予報を考慮して、梅雨入りの発表を判断しました。▼気象庁の発表
東北南部の梅雨入り 仙台管区気象台発表
平年差階級:遅い
平年より2日遅く、昨年より9日早い
東北北部の梅雨入り 仙台管区気象台発表
平年差階級:平年並み
平年より1日早く、昨年より9日早い
・梅雨入り/梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。
各地の梅雨明けは
ウェザーニュースによる今年の梅雨の見通しでは、梅雨明けは全国的に平年並かやや早めと予想しています。7月になると太平洋高気圧が北への張り出しを強め、梅雨前線の停滞する位置は北上し、次第に不明瞭になると予想しています。
梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも
梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。
2022年には梅雨入り・梅雨明けの期日が秋になってから大幅に見直され、20日間以上もの大修正となった地域もありました。