佳子さま、98歳の日系1世らと懇談 ブラジル公式訪問

ブラジルを公式訪問中の秋篠宮家の佳子さまは、最後の訪問先イグアスに移動し98歳の日系1世らと懇談されました。
佳子さまは現地時間の14日、ブラジル南西部の国境の町フォス・ド・イグアスに移動されました。
日系4世の子どもたちに太鼓パフォーマンスで歓迎され、「動きもあって見ていてとても楽しかったです」と拍手を送られていました。
またこの地域の日系人らと懇談し、98歳の1世・中村締さんには手を握りながら話しかけられました。
佳子さま
「今はどういうふうに過ごされていますか?」
中村締さん
「私はもう年だから何もしません。ただお昼ご飯を作るだけ」
佳子さま
「どんなお昼ご飯を?」
中村締さん
「やはり日本食のほうがいいですね」
70年以上前、家族でアマゾンに移住してきた中村さんは、「遠いブラジルまで来てくださって。胸がいっぱいになった」と感激していました。
今回の公式訪問では各地でブラジル日系社会の礎を築いてきた1世らと会い、ねぎらわれてきた佳子さま。訪問前には、日本で専門家たちから移民の歴史について学ばれてきました。
武蔵大学アンジェロ・イシ教授
「最初の世代の人たちは農業からがんばり始めたということで、農業を中心に新しい国で新しい人生をスタートもしくはリスタートして頑張っていったという」「移民のパイオニアたちの頑張りに対してとっても感心されていた」
ブラジル滞在は残すところあと1日。佳子さまは15日夜、帰国の途につかれます。

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