【初公判】検察「助成金欲しさに申請し続けた」結婚式場の従業員に休業日数を「水増し」元社長と元幹部らが起訴内容を認める

新型コロナウイルス対策に関する国の助成金をだまし取ったとされる結婚式場の元社長ら4人の初公判で、4人は起訴内容を認めました。
詐欺の罪に問われているのは、結婚式場運営会社「アルカディア」の元社長、大串淳被告(54)と元幹部3人です。
起訴状によりますと、大串被告らは2022年から2023年にかけて、新型コロナウイルスの影響で従業員の休業日数を水増しして申請し、国の雇用調整助成金あわせておよそ4500万円をだまし取った罪などに問われています。
16日の初公判では約2200万円の詐欺罪について審理され、大串被告ら4人は起訴内容を認めました。
検察は冒陳陳述で「助成金欲しさに申請をし続けた」と指摘しました。
事件を巡っては2月、福岡労働局が助成金の支給を取り消し、違約金を含めたおよそ12億円の返還を命じました。アルカディアは直後に事業を停止し、すでに披露宴を予定していた多数のカップルに影響が出ました。
アルカディアは3月、福岡地裁久留米支部から破産手続き開始決定を受けています。
次の公判は7月2日に開かれます。

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