「この判決ではまた事故起きる」東電株主代表訴訟で原告上告 控訴審で旧経営陣の責任否定

東京電力福島第1原発事故を巡る株主代表訴訟で、原告の株主側が20日、東京高裁判決を不服として最高裁に上告した。高裁は今月6日、東電旧経営陣に13兆円超の賠償を命じた1審東京地裁判決を取り消し、株主側の賠償請求を退ける判決を言い渡していた。
被告は、勝俣恒久元会長(故人)、清水正孝元社長(80)、武黒一郎元副社長(79)、武藤栄元副社長(74)、小森明生元常務(72)の5人。
令和4年7月の1審判決は、旧経営陣5人のうち4人について「対策を怠った」として賠償を命じ、双方が控訴していた。一方、東京高裁は「予見可能性があったとは認められない」などとして旧経営陣の責任を否定する逆転判決を言い渡した。
上告後、会見した原告の木村結さん(72)は「誰も(原発事故の)責任を取らないのは許されない。この判決のままでは事故はまた起きてしまう」と思いを語った。

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