うその不動産売買契約で代金約14億円を詐取したとして「地面師」とみられる男らのグループが逮捕された事件で、大阪府警は22日、住所不詳、無職の男(24)を詐欺容疑で再逮捕した。「インターネットカジノで数百万円の借金があり、返済に困っていた」と供述しているという。
府警はこれまでに、指示役とみられる会社役員の男(53)を詐欺容疑などで逮捕。無職の男については、不動産を所有する不動産会社の代表になりすましたとして電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑などで逮捕していた。
発表では、無職の男は会社役員の男と共謀し、昨年2~3月、不動産会社の代表を装い、同社が所有する大阪・ミナミのビル3棟と各土地について別の不動産会社2社と売買契約を結び、代金として計約14億円をだまし取った疑い。