9日午後10時20分頃、東京都大田区大森西の京急本線大森町駅の下りホームで、通過中の快速特急電車(8両編成)に男性がはねられた。電車のフロントガラスが割れて運転士も負傷し、警視庁大森署によると2人が病院に搬送された。男性は同駅のホームから電車に飛び込んだとみられ、同署が詳しい状況を調べている。
乗車していた男性会社員(40)は「ゴォーンという衝撃がしてすぐに電車が緊急停止した。1両目の床にガラスが散乱しているのが見えた」と話した。
京急電鉄によると、事故後、電車は次の梅屋敷駅まで走行し、乗客を降ろした。品川―京急川崎駅間の上下線で運転を見合わせたが、10日午前0時20分、再開した。