第27回参院選は20日、投開票日を迎える。物価高対策などが争点となっており、昨年10月に発足した石破内閣への評価が問われる。衆院では少数になっている自民、公明両党が50議席以上を獲得し、非改選の75議席と合わせて参院の過半数(125)を維持できるかどうかが最大の焦点となる。
今回の参院選では、改選定数124(選挙区選74、比例選50)と、東京選挙区の非改選の欠員1の補充を合わせた125議席が争われている。選挙区選には350人、比例選には172人の計522人が立候補した。うち女性は152人で過去2番目に多い。
選挙戦では、現金給付や消費税減税の是非や、社会保障政策、コメ価格の安定化に向けた農業政策などを中心に論戦が続いている。在留外国人の増加を背景に、外国人政策も争点に浮上した。与野党の党首らは18日も各地で支持を訴えた。