【トリプル台風に】台風7号、8号、そして9号「予想図が台風だらけ」気象庁の進路予想【雨・風シミュレーション~8月4日(月)】線状降水帯が発生するおそれ【台風情報2025】

台風8号で九州に線状降水帯のおそれ 台風9号は小笠原近海で発達し暴風域…最大瞬間風速45m
台風7号、台風8号、台風9号でトリプル台風となっていましたが、7号は熱帯低気圧に変わりました。しかし8号の影響で、九州南部では25日夜遅くから26日夜遅くにかけて、線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。いっぽう台風9号は27日には小笠原近海に発達しながら北上し、暴風域を伴う予想です。台風の進路予想と8月4日(月)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。
台風8号の進路予想
台風8号は、25日午後9時には石垣島の南約340キロを、1時間に45キロの速さで北東へ進んでいます。
中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルです。
26日午前9時には石垣島の北北東約90キロを中心とする予報円内に達する見込みです。中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。
台風8号はこの後、熱帯低気圧に変わり、26日午後9時には、久米島の西約90キロを中心とする半径120キロの予報円内に達する見込みです。
8号から暖かく湿った空気 鹿児島で線状降水帯が発生するおそれ
台風8号は、26日には沖縄地方に接近した後、27日には東シナ海で動きが遅くなるでしょう。台風の影響に加え、日本の東の高気圧の縁を回る、暖かく湿った空気などの影響により、九州南部・奄美地方と沖縄地方では大気の状態が非常に不安定となる見込みです。九州南部では線状降水帯が発生する可能性があります。
[雨の予想]
▼25日18時から26日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
九州南部 300ミリ
奄美地方 150ミリ
沖縄地方 80ミリ
▼その後、26日18時から27日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
九州南部 300ミリ
奄美地方 150ミリ
沖縄地方 120ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、以下のとおりです。
▼九州南部 鹿児島県(奄美地方を除く)
25日夜遅くから26日夜遅くにかけて
[波の予想]
26日~27日にかけて予想される波の高さ
沖縄地方・奄美地方 5メートル うねりを伴う
[防災事項]
九州南部・奄美地方では、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒、沖縄地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。沖縄地方と奄美地方では、高波にも注意・警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。8月4日(月)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。
気象庁の観測によると、台風9号は、25日午後9時にはマリアナ諸島の近海にあって、ゆっくりした速さで北へ進んでいます。中心気圧は992ヘクトパスカル、
最大瞬間風速は35メートルです。
台風9号は、発達しながら北上し、26日には暴風域を伴います。27日午後9時には、小笠原近海を中心とする半径210キロの予報円内に達する見込みです。
中心気圧は980ヘクトパスカル、最大瞬間風速は45メートルが予想されます。
中心から半径320キロ以内では、風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。
28日午後9時には小笠原近海のを中心とする半径300キロの予報円内に達する見込みです。
中心気圧は985ヘクトパスカル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。
30日には日本の東に進む予想です。8月4日(月)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。
台風7号は熱帯低気圧に変わりました。台風7号は25日午後3時に熱帯低気圧になりました。中心は東シナ海の北緯27度、東経123度にあって、1時間におよそ20キロの速さで西へ進んでいます。
中心気圧は992ヘクトパスカルとなっています。

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