日本維新の会の池下卓衆院議員は28日、X(旧ツイッター)で、自身の公設秘書を巡る給与不正受給疑惑を報じた読売新聞が28日付朝刊1面に訂正記事を掲載したことについて、「要望したレベルの記事とはかけ離れています」と指摘し、違和感と不快感をにじませた。
読売新聞は27日付朝刊1面で、池下氏の公設秘書2人について給与を不正受給した疑いで東京地検特捜部が捜査していると報道した。しかし、同日午後、編集局幹部らは池下氏を訪ね、記事の誤報を認め謝罪し、28日付紙面で訂正記事を掲載する考えを示していた。
実際、「記事は誤報」とする訂正記事が28日付1面の右下に「23文字×13行」で掲載された。
池下氏はXで、今回の読売の誤報について「他のメディアは多く取り上げられていますが、当事者の大メディアとしては如何なものか」と疑問視し、「推移を見つつ、法的措置に向け検討します。ペンは人を殺すかもしれないということを理解していない」と一連の対応に不快感を示した。
池下氏は27日午後、Xで読売の竹原興編集局次長らによる謝罪を受けたと報告した上で「冒頭、謝罪の際に名前を間違えられたのには驚きました」とつづっていた。