東京科学大は22日、スポーツ庁長官で9月末で任期満了となる室伏広治氏(50)が、10月1日付で副学長(スポーツサイエンス担当)とグローバルスポーツサイエンスセンター(仮称)準備室長に就任すると発表した。
科学大は昨年10月、東京工業大と東京医科歯科大が統合して誕生した。同センターは、科学大の国際医工共創研究院内に来年4月に設置されることが決まっている。医学や工学、情報科学などを基盤に、睡眠や代謝、アンチ・ドーピングなどの研究を融合させ、従来のスポーツ科学の枠を超えた、世界をリードする研究拠点を目指す。
室伏氏は2004年のアテネ五輪男子ハンマー投げで金メダル、12年ロンドン五輪で銅メダルを獲得。14年から東京医科歯科大スポーツサイエンスセンター長を務めた後、20年にスポーツ庁長官に就いていた。