円山動物園周辺でクマ目撃相次ぐ 宮の森の住宅街にもクマの足跡 クマスプレー手に緊迫の痕跡調査

【中継】クマ出没で立入禁止 円山公園が初の全面閉鎖に 知らずに訪れる観光客も 札幌市中央区
札幌市中央区宮の森できのう夜、クマの目撃などの通報が相次ぎました。近くの円山動物園でもおとといからクマの足跡が複数見つかっていて 警察と市が警戒を強めています。
きのう午後8時前、札幌市中央区宮の森2条11丁目付近の住宅街で、クマの目撃などの通報が相次ぎました。
(山本記者)「クマが出没している現場には、くっきりとクマの足跡が残っています」
(札幌市 清尾崇さん)「足跡が11センチくらいだったので、メスの大人か若いオスか、そのくらいの大きさではないかと思います」
中央区では円山動物園などでもクマが出没しています。
これは、円山動物園で見つかった複数の足跡です。
おととい午前10時ごろ、円山原始林と動物園の境界部分にある「動物園の森」で、クマの足跡が小川に沿って複数見つかりました。
さらに午後2時ごろには「野生復帰施設」の窓枠に取り付けられていた金網に穴が開いているのが見つかり、午後9時ごろには敷地内の「野生復帰施設」付近でクマがカメラに映りました。
この場所は、動物園を囲む高さ2メートル以上のフェンスの内側で、ヒグマがフェンスを乗り越えて侵入したとみられています。
市はきのう電気柵や監視カメラを設置しましたが、園の再開めどはたっていません。
警察や市は円山動物園と宮の森で出没したクマが同じ個体の可能性があるとみて警戒を続けています。

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