4億円相当の金塊詐取被害=「ニセ検事」らから購入指示―長崎県警

長崎県警平戸署は12日、同県平戸市の80代女性が金塊約17キロ(時価約4億円相当)をだまし取られる被害に遭ったと発表した。検事や刑事をかたる男らに捜査名目で購入を指示され、自宅に来た男らに渡したという。同署が特殊詐欺事件とみて捜査している。
同署によると、8月中旬ごろ、女性宅の固定電話に「通帳と携帯電話が犯罪に使われている。これは詐欺罪になる」などと電話があった。その後、検事を名乗る男から電話で「取り調べをする」と言われ、住所や資産情報などを教えたところ、同月下旬に「事件捜査をするため、金塊を購入してほしい」との指示を受けた。
女性は指示通り純金のインゴット計約17キロを購入。12月上旬までに自宅に引き取りに来た男らに3回にわたって渡したという。 [時事通信社]

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