【独自】消防隊員2人死亡の大阪・道頓堀ビル火災「バックドラフト」が発生か 今月中に中間報告公表へ

今年8月、大阪・ミナミの中心部「道頓堀」のビルで消防隊員2人が亡くなった火災について、当時、密閉された空間に空気が一気に入り込んで爆発する、いわゆる“バックドラフト”と呼ばれる現象が起きたとみられることが、関係者への取材で新たに分かりました。
8月18日午前10時ごろ、大阪市中央区宗右衛門町の飲食店などが入るビル2棟で起きた火災では、消火活動中にビルの中に取り残された消防隊員の森貴志さん(55)と長友光成さん(22)が死亡しました。
大阪市消防局は火災の原因や安全体制などを検証する調査委員会を立ち上げ、大学教授や医師などの有識者を交え、火災の原因や被害が大きくなった経緯などを検証しています。
この検証の結果、建物内では当時、密閉されて空気が不足している空間に酸素が一気に入りこんで爆発する、いわゆる「バックドラフト」と呼ばれる現象が起きたとみられることが、関係者への取材で分かりました。
火災をめぐっては、ビルの外壁に設置された看板広告をつたって、火が短時間で隣のビルまで燃え広がったとみられているほか、火元とみられるビルで2023年に消防が行った立ち入り検査で、年2回の避難訓練を実施していないことや火災報知機の不備など6項目で法令違反が見つかり、行政指導を受けた後も、一部が改善されていなかったことが判明しています。
大阪市消防局は、12月中にもこうした内容をまとめた中間報告書を公表する予定です。

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